取引先企業の安全性を分析する指標

基本的なな経営の安全性を分析する指標として流動比率と当座比率があります。

流動比率 | 1年先の短期的な支払い能力

企業の安全性を分析する指標に流動比率が一般的に使用されます。流動比率は、企業の1年先の短期的な支払い能力を判定する指標として用いられ、下記により計算されます。

流動比率=流動資産/流動負債

ここで、流動資産は、1年以内に現金となる資産のことで、預金、売掛金、受取手形、棚卸資産などがあります。また、流動負債とは、1年以内に返済を要する負債のことで、買掛金、借入金、支払手形などがあります。

流動比率は流動資産と流動負債の比を表した値で、流動負債に対して流動資産の割合が大きいほど健全といえ、120%~140%が通常の値とされています。ただし、流動資産内に、現金化への不確実性のある売掛金や棚卸資産などの割合が多い場合は、より詳細な安全性の分析が必要です。

当座比率 | 棚卸資産を考慮した当座資産

当座比率の計算の場合は、流動比率計算の分子として使用した流動資産の代わりに当座資産を使用します。当座資産は、下記の計算式で求められるもので、流動資産から売れ残りなどで現金化が不確定な棚卸資産を引いた値となります。

当座資産=流動資産-棚卸資産

となり、

当座比率=当座資産/流動負債

となります。当座比率は、流動比率に比べより短期的な支払い能力を分析するために使用します。当座比率は、業種により異なりますが90%~程度が通常の値とされています。

流動比率 当座比率で企業の支払い能力を確認できます