G Suite の基本
G Suiteは、googleがクラウドサービスとして提供する情報共有のための有料のグループウェアツールです。
管理者権限を持つユーザーが管理コンソールで組織やグループの管理を行うことで高いセキュリティが確保できビジネスに使用できます。
G Suiteを契約するとG Suiteの各機能の月間稼働率が99.9% 以上であることが保証されます。
G Suiteの基本機能は、GmailやGoogleドライブ、Googleフォーム、Google Meet(2020年4月30日より)など無料でも使用できる機能がコアサービスとして提供されています。
G Suiteの基本として利用プランの種類とG Suiteへの登録手順を説明していきます。
G Suite利用プラン
G Suite の利用プランには、Basicプラン、Businessプラン、Enterpriseプランの3種類があります。
G Suite のそれぞれのプランでのユーザーあたりの月額料金は、以下通りです。
Basicプラン ¥680 円
Businessプラン ¥1,360 円
Enterpriseプラン ¥3,000 円
G Suiteの利用開始
ここでは、独自ドメインを使ってGSuite管理者アカウントを作成しGSuiteの利用を開始するまでの手順を説明しています。
GSuiteの利用を開始するには最初にG Suite: コラボレーションと生産性向上のためのビジネス用アプリのページにアクセスします。
無料試用を開始をクリックします。
遷移先のページでは、画面の指示に従って下記の項目を入力していきます。
ビジネス名 会社名や屋号など
自分を含む従業員の数
サービスを利用する国
姓名とメールアドレス
(ここで入力したメールアドレスが G Suite 管理者のメールアドレスになります。)
G Suite 管理者は、ユーザー管理(追加と削除)とパスワードの再設定および料金の支払いができます。
独自ドメイン利用形態の選択
GSuiteの利用には独自ドメインが必要になります。
そのため次のステップから独自ドメインを設定していきます。
独自ドメインの所有の有無により以下の1~3の選択肢に分かれます。
1.設定したメールアドレスが独自ドメインの場合
このままのドメインでG Suite アカウントを設定をチェックします。
設定したドメインは、後のステップで所有権の確認が行われます。
2.ドメインを持っていない場合
設定したメールアドレスがフリーメールなどで、新たなドメインを購入する場合は、ドメインの購入を希望するにチェックします。
次のステップで希望する空きのドメイン名を選択しドメインを購入します。
3.ドメインを持っていない場合(.pageドメインを使用する場合)
1 年間無料で .page ( トップレベルドメイン)を利用することが出来ます。
利用する場合は、無料の .page ドメインを希望にチェックします
(この場合の独自ドメインアドレスは、「www.会社.page」のようになります。)
次のステップで、空きのセカンドレベルドメイン名(会社の部分)を選択します。
独自ドメインの説明
ドメインとはウェブアドレス(例: www.example.com)の「www」の後に続く部分であり、メールアドレス(例: username@example.com)の「@」記号の後に続く部分です。
ここで設定するドメインは、ネット上で重複しない唯一の名前となるので独自ドメインと言われます。
独自ドメインの詳細は、Gsuiteが使用する独自ドメインをご参考にしてください。
予備メールの設定
次に上記アカウントが使用できない場合に備えて、予備のメールアドレスを設定します。
外部ドメインサービスで取得した独自ドメインを使用する場合は、予備メールアドレスは別のドメインで使用しているメールアドレスを設定しましょう。
管理者パスワード設定とログイン
その後は、下記のログイン情報入力画面が表示されるまで、Googleからの通知の了解など画面の指示に従ってチェックを押します。
ログイン情報入力画面が表示されたら、管理者メールアドレス(アカウント部分)を入力し、管理者アカウントのパスワードを設定します。
ドメインの取得方法に応じた内容のGsuite利用開始メールが管理者メールアドレスに届きます。
G Suiteへログインします。
既に持っていた独自ドメインのメールアカウントをG Suite 管理者アカウントとして設定した場合は、設定作業の前にドメイン所有権確認のメールが届きます。
このメールの指示に従って独自ドメインの所有権を確認します。
(G Suite のドメイン所有権の証明には、以下の3パターンがあります。)
1.ドメインホストにMXレコード追加
2.<meta>タグを独自ドメインのサイトに追加
3.指定のHTMLファイルを独自ドメインのルートフォルダにアップロード
メールサーバーの変更
この作業は、既に持っていた独自ドメインでGSuite管理者アカウントを作成した場合のみの作業になります。
独自ドメインで使用しているDNSメールサーバーをGmailのメールサーバーにするため、独自ドメインDNS MXレコードをGmailのメールサーバーに書き換えます。
この作業が終わると、管理者アカウントに対する独自ドメインのメールをGmailで送受信できます。
本人確認の実施
最初のログイン時に、本人確認画面が表示されます。
携帯電話番号を入力し確認コードをSMSメールか音声で取得します。
取得した確認コードを下記画面に入力します。
本人確認が完了すると、Gsuite管理者アカウント作成完了画面が表示されます。
同意して設定に進みます。
以上で、GSuite管理者アカウントの作成が完了しました。
次に、管理コンソールからGSuite設定作業を行います。
G Suite アカウントへのユーザーの追加作業から行います。